「モモノゴマダラノメイガ」 幼虫 |
一昨日、自宅から30分ほどのところにある丘陵地を訪ねました・・・あまり=虫=がいないのでブラブラ歩いていると、トゲトゲの=いが=に包まれた「クリ」の実を見つけました・・・。
美味しそうな「クリ」だったので、取り出そうとしてひっくり返したら、栗の実に穴が空いていて、そこに茶色い=幼虫=がいました・・・「・・・やれやれ・・・虫食いだったか!・・・」然しそこは自然探究心の気持ちがむくむくと出て・・・デジカメで記念撮影しました・・・。
「・・・なんという虫の幼虫だろう?・・・」鱗翅類では無いかもしれない・・・でも調べてみよう・・・。
自宅に帰って、調べてみました・・・キーワードは、「栗」・・・色彩は茶色・体の黒い斑点・・・それだけです。
色々調べてみたら・・・「モモノゴマダラノメイガ」・・・鱗翅類の=蛾=の仲間のメイガという種類の幼虫でした・・・。
この「モモノゴマダラノメイガ」、果実の害虫である事を知りました・・・食害される果実は、多岐にわたり、栗・桃・リンゴ・ナシ・ミカン・・・「・・・ウーン!害虫だったか!・・・」この他、アカメガシワ・ヒマラヤスギ・トウヒ・モミ・ツガ・・・なども被害にあうことが解りました・・・。成虫は、なかなか綺麗で、黄褐色の翅に小さな黒い斑点のある=ガ=でした・・・。
どうやら、日本全国に分布しているらしく、北海道から西表島まで棲息していると言う、国外でも東南アジアを中心に韓国・中国・台湾・インドシナ半島のベトナム・タイ・ミャンマー・そしてインドやネパール、フィリッピン・ボルネオ・ジャワ・・・さらにオーストラリアにも分布していると言う。
かなり広範囲にいる=蛾=だと知りましたが、栗の実から世界地図を勉強をすることになりました・・・。
2008-9-28 「モモノゴマダラノメイガ」 幼虫 東京都郊外にて
