2009年7月18日 くもり。
昨日も、自宅から近い丘陵地に「カタシロゴマフカミキリ」を探しに出掛けました・・・。
いつものように伐採木をくまなく探していると、なんと、枯れ枝の先端部に静止しています・・・これは2度と無いチャンス・・・早速、カメラを取り出して撮影しましたが、この個体、なかなか静かにして良い被写体になってくれました。
=ナガゴマフカミキリ=に良く似ていますが、斑紋も連続してなくて、白い微毛で覆われた斑紋部が肩のあたりとか中ほどに多い感じです。
前後左右、斑紋の特徴を分かるように何枚か撮影してホッとしていると、この「カタシロゴマフカミキリ」撮影が終わったのか?と言いたげに動き始めました、どうやら枯れ枝を齧っているようです、雌かもしれません。
日本全国に分布しているようで、そんなに珍しい種類ではなさそうですが、図鑑で確認すると、斑紋に地方変異が多いので難しそうです。
そこで、自宅周辺で撮影した=ナガゴマフカミキリ=と今回の「カタシロゴマフカミキリ」の斑紋を比較してみました、同じような環境の比較ですから、次に見つけた時には少し役立つかもしれません・・・。
どうやらこの自宅周辺の個体の比較では、鞘翅の斑紋にかなり違いがある事を知りました、特に中央やや上の斑紋の形と、後半部の斑紋の違いが特徴的です、後半部の斑紋は=ナガゴマフカミキリ=ではやや連続的なのが目立ちます。
更に「カタシロゴマフカミキリ」を接写してみると、かなり=毛深いのが判りました・・・。
2009-7-17 「カタシロゴマフカミキリ」
埼玉県:比企丘陵
*カタシロゴマフカミキリ
Mesosa hirsuta Bates, 1884
2009-7-17 かなり毛深い「カタシロゴマフカミキリ」
埼玉県丘陵地産「カタシロゴマフカミキリ」・「ナガゴマフカミキリ」の斑紋比較