「アカタテハ」の誕生に立ち会うことが出来た |
昨日、一年ぶりにアカタテハが羽化した。昨年は、外出中に羽化されてしまい、羽化に立ち会えなかったけれど、今年は蝶友のアドバイスもあり、無事に「羽化ステージ」の写真を撮ることができた。
朝6時に起床すると、既に昨晩から翅の色が透き出ていた蛹が、今度は腹部の蛇腹が伸びて羽化が近いことを教えてくれた。
2005ー6-13 「アカタテハ」羽化シーン 埼玉県:川越市にて
午前6時09分、蛹が割れて目玉と頭が出てきた。
期待に反して、とてもユックリした動きはまるで「スローモーション」のような感じで映画を見ているような錯覚に捉われてしまった。
6時16分になると、次第に上に登ろうとし始めた。どうやら、翅をのばすのに適した場所を探しているような感じだった・・・。
まだ、翅は伸びきっていないのに、少しづつ上を目指している、がんばれ!
そのうちに、やっと葉につかまって大人しくなってくれた・・・。
6時35分、どうやら翅は伸び切ったようで安心した。
この「アカタテハ」、属名:Venessa といいますが、ヒメアカタテハやアカタテハなどの=アカタテハ属=に付けられた属名です。属名はスイフト=Swift の詩、Cadenus and Vanessaから付けられたのだといいます。このVanessaというのは、スイフトの愛人、Esther Vanhombrugh につけた愛称なのだそうですが、その語源には諸説あるようです。
また種名:indica というのは、1973年に Lewis によってつけられたもので、=インドの=という意味になっています。