昼間に良く見かける蛾・・・「キスジホソマダラ」 |
今日の掲載種「キスジホソマダラ」は、夏に蝶や昆虫の写真を撮影に行くと花の咲いているフィールドで良く目にすることが出来る=マダラガ科・クロマダラ科=の蛾です・・・。
この「キスジホソマダラ」は、名前のように翅に=黄色い筋模様=があってかなり小さいにも拘らず模様が目立ちます、また、この蛾は昼間に行動する=昼行性=の蛾です、蛾というと=夜行性=のものが多いのですが、このように日中に動き回って花の蜜を吸う蛾も一部にあるのです・・・。
前回、自宅の庭の笹に住み着いた=タケノホソクロバ=というマダラガのなかまと近縁の分類になっています、だから、止まり方もまったく同じです。
前胸背とか目玉とか触角も同じような=青藍色=をしていて、日光に当たると鈍いメタリックな輝きをしていてとても綺麗です。
幼虫は、イネ科の笹やススキを好んで摂食します、そして成虫は、盛夏の7-8月頃に現れます。
成虫の=触角=は、♂が=櫛歯状=で、♀は、スッキリした=棒状=になっています、この画像の写真は、櫛歯状になっているので雄ということになります。日本では北海道から九州まで観察できるようですが、外国では、朝鮮半島・中国にも分布しているといいます。
2006-6-3 「キスジホソマダラ」