「タイワンキシタアツバ」 |
今日の掲載種は、蛾の仲間の=ヤガ科・アツバ亜科= 「タイワンキシタアツバ」という蛾です、この=アツバの仲間=の蛾は、静止していると、ステルス戦闘機のように=三角形=の形で止まっています、この格好は、なかなか素敵だといつも思っています。
この「タイワンキシタアツバ」と似ている種類の仲間に「クロキシタアツバ」という同じアツバ亜科の蛾が居ます・・・前翅にある目立つ=三角形の斑紋=が、「タイワンキシタアツバ」では=三角=なのですが、「クロキシタアツバ」では前翅の先端部で曲がり=台形=のようになります。
この画像では、後翅が見えませんが、拡げると=黄色い=色彩が目に飛び込んでとても綺麗で、ハッとするような美しさです。
=タイワン=と名前がついていますが、本州の北関東から西の方に分布しています。然し、暖かい地方が好きなようで、伊豆地方や四国九州にかけて棲息しているといいます、海外では、中国・朝鮮半島・台湾・インドなどかなり広い分布域を持っているようです。
幼虫は、イラクサ科のヤブマオを摂食して、成虫は5月頃から9月頃まで観察できるといいます。
2006-5-6 「タイワンキシタアツバ」