翅の形がユニークな「マエキカギバ」 |
昨年、初めてアサギマダラの吸水行動を観察できて、満足していた日のことです、=蛾=の写真を撮影しようと、いつものポイントに到着すると=カギバ=の仲間が居ました・・・然し、初めて観察する=カギバ=でした・・・。カギバの仲間の前翅先端部は、とても特徴があり、いつもこの翅形を見ると、野鳥の猛禽類を思い出してしまいます・・・。翅の先端がキュッと鋭く曲がっているので、すぐにカギバの仲間だな・・・と想像が付きましたが、種名までは判りませんでした・・・。自宅に帰って調べてみたら、=カギバ科カギバ亜科=「マエキカギバ」だということが判りました・・・。
北海道から九州まで普遍的に分布しているらしく、発生は年に2化するようです、春型は4月頃に発生して、2化は、7月頃から9がつころまでみられるようです、この写真の個体は、どうやら夏型のようです。幼虫時代は、コナラ・クヌギ・クリ・などのブナ科を好んで食べるようです。変わっていますね。
私もけっこういろいろな虫に目を向けているつもりですが、chochoensisさんの幅広い興味の範囲からくらべたら何にも見ていないようなものです…。しかも観察だけではなくしっかりと「調べる」という姿勢が素晴らしいと思います。