アカタテハ蛹は化粧直しをする名人だった |
どうやら、南海上に「台風4号」が発生して小笠原近海を北上しているらしく、関東地方でも天気はぐずついているようである。
夕刻からは雨になるという・・・。今日はフィールドはお休みかな?
アカタテハの幼虫を5頭育てたけれども。その内、2頭が「寄生」にやられていたので結果として蛹になったのは、3頭だった。
幼虫時代も、蛹の時代も全て「食草の葉を丸めた巣のなかで変態する」ので前蛹や蛹の変化については観察するのが難しい・・・。
今回、それぞれのステージを写真に撮るために、「巣」を開いて観察してみた。
ただ、巣を開くタイミングが早すぎると、終令幼虫がすぐに巣を閉じてしまうので、前蛹になったら開くようにして撮影した・・・。
前蛹の時は、他のタテハチョウと同じだったけれども、蛹化した直後は、写真のように精悍な「鉄」のような色をしていた。
野外で観察したアカタテハの蛹は全て「粉を吹いたような白色」だったので、アカタテハの蛹は「白い」と勝手に思い込みをしていたので、蛹化直後の色には驚かされた・・・。
先入観は恐ろしいもので、「飼育しないと解らない」ことも多い・・・大いに勉強になった。
しばらくすると、蛹は段々と白っぽくなり、女性が「おしろい(白粉)」を塗りつけたように変化していった・・・。
ヒメアカタテハを飼育したときには、羽化する前に「翅の色」が蛹を通して色づいてきたけれどもアカタテハはどうなるのだろうか?翅の色は透けてみえるのだろうか・・・。
どなたか教えて欲しい・・・。
羽化の瞬間を撮影するためには、どうしても「羽化の前兆」が知りたいのです・・・。