「ツマトビシロエダシャク」 |
今日の=虫=は、今年の夏に岐阜県:奥飛騨温泉に行った時に撮影した=シャクガ=の仲間です。宿の前で朝早く見つけましたが割合おとなしく撮影させてくれた蛾です・・・。調べてみたら、=シャクガ科・エダシャク亜科=「ツマトビシロエダシャク」という=鱗翅類=でした・・・。どうやら、山地性の=シャクガ=らしく、分布範囲はかなり広そうです。幼虫時代は、スイカズラ科のタニウツギを食べて育つようです・・・北海道や東北では割合と標高の低いところにも見られるようですが、関東地方以西では標高500メートル以上の山地で観察できるといいます。♂の触角は=櫛型状=になり、この個体は=糸状=になっている事から♀と言う事になります。
撮影した時の感じは、翅を拡げても30ミリぐらいでした前翅の前縁に褐色の斑点が2個あり、前翅の先端部分にも褐色の斑紋があったので、すぐに同定できるだろうとその時に思いました、帰ってから調べるのを忘れ、掲載を失念していましたので、遅くなってしまいました・・・。前翅に二本の横線があり、また、前翅頂から後縁に向かう=外横線=は、はじめは薄く、次第に濃くなるようです。内側にある=内横線=も同じような傾向があるといいいます。中部山地では、1化が5月から6月にかけて現れるので、この個体は2化と思われます、2化は、この辺りでは7月から初秋の9月頃まで観察できるようです。
2008-8-6 「ツマトビシロエダシャク」