「クジャクチョウ」の目玉模様 |
昨日、山梨県の山に行ってきました・・・そこでは、ヒヨドリバナに群がるアサギマダラとクジャクチョウがたくさん居ました・・・「クジャクチョウ」を見ていると太陽の出ているときには、時々翅を開くのですが、ほんの一瞬の短い時間です・・・黒い裏側の翅の中から急に=目玉模様=が飛び出す感じです・・・どこかの本で読んだ記憶があるのですが、こうした=チョウの目玉模様=には捕食者から逃れる為の=脅かしの効果=があるのだそうです・・・。ジャノメチョウ科の仲間やこの「クジャクチョウ」のように=目玉模様=を持つ仲間はたくさん居ますね・・・。最近、鳩(はと)避けの効果を狙った目玉模様のビニール風船を良く見かけたり、秋になって稲の収穫間際の田圃を見ると、この目玉模様の風船を見ることが多くなりました。野鳥は、こうした=目玉模様=に忌避意識を持つのでしょうか・・・=実験結果では、眼状紋や目玉模様には、蝶などの捕食者である鳥を驚かす効果がある=とありますから、自然界の創造神は、弱者に保身の為の=目玉模様=を与えたのかもしれません・・・。
確かに「クジャクチョウ」を見ていると、殆ど黒い裏面を見せています、しかし、時々翅を=パッ=と開いて目玉模様を見せているのが=脅かし効果=になっているのかもしれません。しかし雲が多くなって太陽が隠れると一斉に=翅を開いて=しまいます。
身の保身よりも=太陽熱吸収=のほうが重要なのでしょうか・・・そうした感覚で「クジャクチョウ」を観察しているとなかなか面白いです。
2008-8-15 陽がかげると翅を開いた「クジャクチョウ」 山梨県
*クジャクチョウ Inachis io Linnaeus, 175
こちらで見るのと鮮やかさが違うように感じるのですが。
私も見直してみよう。
そのときの感動した色合いが出ています。。素晴らしい1枚ですね。
山梨では車で行ける良いポイントは知りません。
もちろん、私も昔、電車と歩きしか足が無かったころ、この鮮やかな色彩にあこがれて思いをはせたものです。
秋になると、何とかこの素晴らしい色合いを出したいと思って撮影するのですが、なかなか思うように行きません。
クジャクチョウと開翅との関係はあまり意識していませんでした。
晴天でもかなり翅を開いてくれたようにも思いますが、今度は気を付けて観察してみようと思います。