「チャバネツヤハムシ」 |
一昨日、「北本自然観察公園」で、有毒の=ガガイモ=の葉を齧っている小さな=虫=を見つけました・・・鞘翅がツヤツヤした=ハムシ=の仲間です・・・。なんという=ハムシ=なのだろうか?それにしても=毒=のある植物を好んで食べる虫が多いのにあきれてしまいます。ジャコウアゲハの食草:ウマノスズクサもそうだし・・・マダラチョウ科の食草:イケマとかキジョラン・・・トウワタ・・・勿論、この「ガガイモ」も同じ仲間だし・・・・・。しゃがみ込んで、良く観察して見ると・・・このハムシ・・・バリバリとものすごい勢いで=ガガイモ=の葉を食べています・・・よほど好きなんだな・・・。デジカメで写真を撮り、家に帰って種名を調べてみました・・・。
「・・・ありました・・・チャバネツヤハムシ・・・」なるほど、鞘翅が濃い小豆色のような茶色だし、鞘翅は、もの凄くツルツルしています、少し鞘翅のふちが帽子の縁のようになっています。前胸背と頭部は真っ黒です。調べてみると、やはり食草は=ガガイモ=だと記載してありました、随分変わったやつです。
=ガガイモ科=の植物の葉や茎を傷つけると、=白い乳液状=のものが出てきます、これに有毒のアルカロイドやピリジンという有害物質が含まれているのだそうです。
2005-8-11に「ガガイモ」を掲載したときに、アサギマダラは、ガガイモで飼育できるのかどうか知らなかったので、誰か教えてください・・・とお願いしたところ・「栗田 昌裕」医学博士からメールをいただき、=ガガイモ=でも飼育可能だと教えてもらいました。図鑑などでは、キジョラン・イケマ・オオカモメズル・コカモメズル・サクララン・ソメモノカズラ・を食べるとあり、ガガイモのことは知りませんでした・・・勉強になったのですが、アサギマダラの幼虫は、「・・・円形食痕をつけるとき、葉を食べずに、葉片や液を吐き出す行動が多い・・・」という行動は是非見てみたいです・・・。やはり、有毒は好まないのかな?
この「チャバネツヤハムシ」も白い乳液をあたりに撒き散らして葉を齧っていました。
2008-6-21