資料・・・原色図鑑「サハリンの蝶」 |
原色図鑑「サハリンの蝶」 北海道新聞社 刊
少し前に発刊された北方系のチョウを集大成した「樺太(サハリン)」地方の蝶類原色図鑑です。この「サハリンの蝶」という図鑑をはじめて見たのは、東京:神田の書店街であった、内容を確認してすぐに購入したのですが、その当時、カラフトセセリの原色図が掲載してある図鑑が殆どなかった時でもの凄く新鮮に感じたものでした・・・内容には、1986年の初記録がなされ、それ以降、秘密のベールに包まれていた「ミヤマウスバシロチョウ」の発見記やそれに伴う「ミヤマウスバシロチョウ」サハリン新亜種記載文が掲載されており、強い衝撃を受けました。
前後の翅の赤い斑紋が鮮やかに目に飛び込んできたのですがそのホロタイプ原色標本はまさにショックでした・・・。サハリン・ツンドラ地帯の詳しい図や写真・それにもましてサハリンの綺麗な原色図の蝶類には憧れを抱いていたのですが、それが目の前に現れたのですからいささか興奮しました・・・今、私は、健康を害していますので、この本はそうした意味で、自分の青春時代を彷彿とさせる書籍でもあるので大切にしています。
サハリンの花や北方系の=オサムシ=も掲載されていて何度読み返しても魅力があります。
原色図鑑「サハリンの蝶」 北海道新聞社 定価3,200円 1999年初版
朝日純一・神田正五・川田光政・小原洋一・藤岡知夫 著
いつかご一緒したいと思っている内に時は過ぎゆきました。
毎年頂く年賀状を並べて見てほんとうに懐かしく思います。
すごい努力の結晶です。