秋の気配を感じる「ヒグラシ」の声 |
「カナカナカナ・・・・・・」、北本自然観察公園のやや樹の繁った辺りを歩いていると、聞きなれた「ヒグラシ」の鳴き声が聞こえてきます・・・。
嗚呼!もう=秋=だな・・・そういう感傷じみた気持ちになってしまう「ヒグラシ」・・・暑い日でも木々の繁ったこの公園では昼日中でも良くヒグラシの鳴き声を聞く事が出来ます。どうやら日の光と明るさの照度とか温湿度が関係しているようです。暗いところが好きなセミですね・・・。関東地方よりも北の方ではやや標高のある場所に多いようですが、関東から西では平地でよく観察されるようです・・・。
「ヒグラシ」を漢字で書くと、=蜩・秋蜩・芽蜩・日暮=などと書くようですが、詩歌の世界では、=秋=の季語になっているようです。真夏にもいますが、どちらかというと、山あいの夕暮れ時とか、秋風の漂い始めたころ・・・「カナカナカナ・・・・・・」と鳴かれるとしみじみ「秋だなァ・・・」と感じさせるセミです。
もともとの和名の由来も=日暮らし=の意味で、日暮れを告げるような行動に由来しているのだそうです。
しかし、成虫は、6月頃から現れ、9月まで観察されるようです。その鳴き声から、一部では「カナカナゼミ」などと呼ばれることもあるようです。
今年も暑い日が多く、長かった夏休みも終わりですが、この「ヒグラシ」の物寂しげな声を聞くと夏も終わり・・・もうチョウの季節も終わった・・・と感じてしまいます。
先日、北本に行ったとき、ヒメクロオトシブミを見つけました。
オトシブミとしては3種目ですが、気に入りの甲虫なので嬉しかったです。