修道女という意味の「ノンネマイマイ」 |
もともと、このNonneというドイツ語は、=尼僧・修道女=という意味だそうですが、カトリック教などの=修道女=を調べてみますと、なかなか戒律が厳しいらしい・・・その基本は=従順=だそうで、修道女になるための誓願の根本が=清貧・貞淑・従順=だそうです・・・このような厳しい言葉が「ノンネマイマイ」になぜ付けられたのでしょうか・・・。考えてもわかりません。
この「ノンネマイマイ」を観察してみました・・・翅の地色は、確かに清純そのものの=白色=になっていますし、ドイツ語の意味を知ってからは・・・、この「ノンネマイマイ」がなにやら修道女の雰囲気でも持っているのかな???
画像では、後翅が見えませんが、薄い茶色の落ち着いた色彩をしています、そして、腹部には赤い色があります・・・。白い翅には黒い波型紋が付いていますが、個体によって随分感じが違うようです、脚が白いのと黒いのが居ましたが、もしかすると脚についている鱗粉が落ちてしまったのかもしれません。
棲息地は、暖地では高標高地、寒地ではやや低い場所でも観察されるようです、おもに7月から8月にかけてあらわれ、良く灯火にもやってくるといいます。どちらかというと寒冷地の蛾でしょうか・・・。ごく普通の蛾のようで、日本全国に分布しており、幼虫は、クヌギ・シラカンバ・ブナ・カラマツなどを食害するといいます。
海外ではユーラシア大陸のヨーロッパからロシアを経て極東まで、広く分布しているようです。それにしても=毒蛾=と=修道女=どうやっても結びつかないですね・・・。
毒蛾=修道女、坊さんにも生臭坊主がいるように、なかには?と思われるシスターもいるのかもしれません。