2007年8月16日 はれ。
先日、北関東に行ったら、この「フタスジハナカミキリ」がいた・・・調べて見ると普通種だということですが、埼玉県では、自宅から1時間半ほど西に行った山のほうに行かないと観察できないようです、小鹿野町、両神村、大滝村などです。
カミキリムシも種類が多くて大変ですが、なかなかきれいです、とくに光沢のある鞘翅の中央と翅の先端部の黒い斑紋がアクセントになっていてすきですね・・・。
日本一の富士山にいる「フタスジハナカミキリ」は、色彩がやや黒っぽくなって、=ハスジハナカミキリ=と呼んでいるといいます。
これらの個体群は、この写真よりも=黒化=が進んでおり、殆ど黒に近いものまでいるようです、地域によってこんなに違うんだ・・・と思えるような色彩に驚きました、しかし今回の「フタスジハナカミキリ」は標準型なので、とても綺麗でした・・・。
シラカバ、イタヤカエデ、カラマツなどの枯れた枝に産卵するといいますが、立ち枯れの樹に産卵する場面などに出会ってみたいです、その多くは、花に来ているときに出会うことが多いらしく、ノリウツギ、シシウド、シモツケなどにくるといいます。
普通種とは言いながら、ヨツスジハナカミキリよりは出会うチャンスが少ないようです。
2007-8-3 「フタスジハナカミキリ」
栃木県
*フタスジハナカミキリ Nakanea vicaria Bates