オオルリシジミの食草「クララ」 |
明日は、50年振りに「オオルリシジミ」に会えるかと思うと今からワクワクしています。実は昨年からこの日の来るのを待っていたのです・・・=オオルリシジミを守る会=の観察会に参加申し込みをしたのです。
このオオルリシジミの食草:「クララ」の花が咲いているのを昨日観察してきました、この「クララ」、本州から九州まで分布しているのですが、最近は随分少なくなってしまいました。この「クララ」は、マメ科の多年草で、1メートルぐらいになります、葉は奇数羽状複葉で30センチぐらいの総状花序を出しますがその花は淡黄色でたくさんの蝶形花をつけています。どちらかというと、その総状花序は、ハリエンジュなどと違って上向きになっています。
名前の「クララ」・・・どうやらこの「クララ」に含まれる毒の成分から=眩草(くららくさ)=というのが簡略されて「クララ」になったと言うのが定説らしい。事実、「クララ」には、マトリン、オキシマトリン、シチシンなどの=キノリチジンアルカロイド毒=があり、根汁を舐めると目が眩むといいます、昔は、茎葉を乾燥させて煎じてその汁をトイレの中に放り込みハエなどの=蛆退治=に使ったと言います。また、家畜のお尻を殺菌のために拭いてあげるような事もしたようです。
生薬としても使われたらしく、=苦参(くじん)=といって解毒・解熱・抗菌作用などにもつかわれるといいます。日本全国に分布するためか別名もあり、マトリグサ、クサエンジュ、などという名前もあるようです。
でも、信州で食べたハリエンジュの花の天ぷらはうまかったなぁ…。
クララの花を天ぷらにしたら…、ちょっとこわいですね!
○○ルリと出会え、良き日となりますように祈ります。