蛾と間違えた・・・トビケラ目「ヨツメトビケラ」 |
トビケラ目フトヒゲトビケラ科「ヨツメトビケラ」
先日、自宅近くの渓流で見つけた=蛾=のような昆虫、デジカメで写真を撮ったのは良いのですが、色々調べても名前がわからない・・・。
確かに現地では、素手で捕まえて=後翅の模様=を確認してすぐに放してしまったので手元にその虫が居ない・・・。頼りにするのは、その時に撮影した僅かな画像のみ・・・。
鱗翅類の=蛾(が)=ではないかと、自宅にある北隆館の「原色昆虫大図鑑 I 」をひも解いて蛾を探してみたが該当するようなものがない・・・おかしいな???いよいよ分からなくなっていつも行く北本自然観察公園に出掛けて学芸員で総括主任の高野 徹さんに聞いてみた・・・。
すると、「捕まえた時に=鱗粉=が手に付かなかったでしょう?・・・・」と言われた・・・。「アッ!そういえば・・・さらさらの翅だった・・・」その事を伝えると、学習研究社の昆虫図鑑を持ち出してペラペラとページをめくって、指差されたのは=「トビケラ」=のページだった・・・。
そこには、「ヨツメトビケラ」とあった・・・不覚だった・・・つい翅の形・模様・触角などに騙されて=蛾=にこだわってしまった・・・勉強不足がまた露呈してしまった・・・。これだから昆虫撮影は楽しいのかもしれない・・・。
この「ヨツメトビケラ」、翅は本当に漆喰のような黒い翅で、真っ白に近い=白斑紋=が鮮やかだった・・・素手で捕まえて後翅を見てみると同じように=白斑紋=があった。唯、雌には後翅に=白紋=がなく一様に黒いと言います。もっとヒラヒラと飛んでいたので、雌も確認すればよかったかな・・・。普通、山地の渓流沿いで見かけると言いますが、花にもやってくると言います、幼虫はカイコのような姿をしていて、渓流の砂粒で曲がった円錐状の筒型の巣を作るのだそうです。それにしても蛾に似ているなァ・・・。
2007-5-26 「ヨツメトビケラ」
*ヨツメトビケラ
私流では触覚はつけませんでした・・・・
これは、ガに間違えてしまいます…ビックリです!
鱗粉ですか…捕まえて見ない事には…
実際出遇ったとしても、全く念頭にありません。
目から鱗です、、面白いお話本当にありがとうございます。
未だ遇った事がありませんが、是非遇って見たいです。