「タチツボスミレ」 |
自宅周辺でも一番良く観察できる種類、「タチツボスミレ」は、とてもよく目立ちます。チョウの中に=タテハチョウ科=というのがあって、その中のウラギンスジヒョウモン、クモガタヒョウモン、メスグロヒョウモン、ウラギンヒョウモン、等の幼虫が食べる事を知って、自宅の庭に=種=を蒔いたりした事もありました・・・昔の図鑑では、ヒョウモンチョウの食草として=スミレ類=などと書かれていた図鑑が多かったのですが、最近の大型図鑑には詳しくスミレの種類が記載されるようになったので、=スミレ識別=に興味を持った経緯があります・・・。しかし、写真を撮り始めて=スミレ類識別=の難しさに頭がパニックになり、先輩の力を借りるようになりました・・・只今勉強中の身には、奥が深い分野だと気がつきました・・・。
「タチツボスミレ」の仲間は、地上茎のある代表的なグループだと言う事を教わりました。このグループの特徴は、なんといっても=櫛(くし)型のようなギザギザの歯の付いた托葉=という切れ込んだ葉が付いている事です、この托葉の形も重要だと言う事を知りました・・・。「タチツボスミレ」の花のなかをルーペで覗いて見ると、その花柱は、=すっきりした筒型=になっていることが解ります、これも識別のポイントです。
「タチツボスミレ」の唇弁の=距(きょ)=は、下の画像のようにやや細長くすっきりしています。
2004-4-9 「タチツボスミレ」の花と葉 埼玉県狭山丘陵
このスミレは色々なところで見ますが、その花色や大きさ、距の形など多様で、本当に1種なのか疑いたくなりますよね。だれか、本格的調べてくれないかな。
でも「ソロリア・プリケアン」と言う「アメリカ・スミレサイシン」と
混生しています。ハイブリット種が出来そうで、毎年観察していますが
今のところ、見つける事は出来ません。
アメリカ・スミレサイシンは最近本当に多いです。
白花種が結構目に付きますが、
園芸種として鉢花を販売している様です。
スミレの特集、大変面白く勉強になります。
わたしには難し過ぎて、手に負えません。