久しぶりに出会った稀種・・・「ムジセッカ」 |
先日、野鳥観察の先輩から連絡を貰って「ムジセッカ」を観察してきた・・・。この「ムジセッカ」を初めて観察したのは、今から5年前、日本海の島嶼でのことだった・・・鳴き声を目当てに探しますが藪の中を敏捷に動き回り、なかなか探せなかった記憶があります・・・このときには、やっと双眼鏡で姿を捉えただけでしたが満足していました・・・。この「ムジセッカ」、ウグイス科の中でも「ムシクイ」と呼ばれるPhylloscopus属に分類される識別難易度の高い仲間です・・・。姿かたちや容姿も大事ですが、やはり=鳴き声=が識別ポイントになります、地鳴きは、チョット乾いたような「タッ タッ・・・」と言うような声を出します。
本来の繁殖地は、カムチャッカ半島北部から以西のロシア領、北緯60度付近からカラフトからバイカル湖・モンゴル・中国中北部で過ごし、冬には中国南部からベトナム・タイなどに移動するようで、日本では稀に観察されるだけです・・・。
関東地方で観察できることは珍しいので、早速行ってきましたが、鳴き声はすれどもなかなか姿を現さず、その内に、芦原の中から短時間チョロッと出たりしてくれました・・・。私の撮影技術では無理なので、この個体を撮影した野鳥観察の先輩、東京都板橋区 本橋 弘邦さんにお願いして掲載写真をお借りする事にしました。
事前にプリントした写真を送っていただいたので、掲載したいと思います、快く掲載の了解をいただきましてありがとうございました。
2007-3-16 稀に観察できる「ムジセッカ」
撮影:東京都板橋区 本橋 弘邦 氏
*写真の著作権は、撮影者にあります無断転載しないでください
昔の人もこのムシクイ類の識別はできなかったのでしょうね・・・。
ご一緒した日本海の島嶼では、声はよく聞きますが姿は見せてもチラッとだけでなかなかゆっくり見せてくれませんね。足元にいたこの鳥を撮ろうと30分以上じっと待って撮ったことがあります。