カラスシジミ |
長野県の上高地の梓川河畔を歩いていると、「ハルニレ」があった・・・しばらく立ち止まって上を見上げていると、フラフラと舞い降りたチョウがいる・・・「アレッ!カラスシジミかな?・・・」目を凝らしてみると、間違いなく「カラスシジミ」だった・・・。
この「カラスシジミ」の幼虫が食べる葉が高さ30メートルにもなる落葉高木のニレ科「ハルニレ」なのです・・・。同じニレ科の中に「アキニレ」という樹があって、樹肌を見ただけでは、今でも間違ってしまうほど似ています・・・。
ふーむ。そうですか。
鳥の識別は数も少なく覚えやすいですが、虫やさんはいっそうの注意力が必要のようですね。
ニレは紅葉がきれいですよね。水元に大きな木があります。
蝶より、集まる鳥のことばかり気にしていました。
今後は世界が広がりそうです。
ハルニレは見分ける自信ありません。野外で何度か見ないと難しいですね。
アキニレはピクニックの森で蔓延って最近切り払われましたが、親木が残っているのでいたちごっこです。野鳥園では、アトリやマヒワの餌で貢献していますが、繁殖力旺盛なので植生的には有り難くない木です。
植物は、信仰の場所である
寺院や神社で観察すると、面白いです。
古より「森には神が宿る」と言う事から、
寺院、神社には森が不可欠なんです。
そうした森は、その地方の最も古い自然の場合が多くて
(信仰の対象としての社寺は、古い物が多いので)、
その地域の自然の本来の姿を見る事が出来ます。
こうした信仰の場所の植生は、植林などとは違って、
人の手が入らない、樹種の構成を見る事が多いです。
アキニレ、ハルニレ共に、社寺で見かける事があります。
大菩薩に嵯峨塩側から入ると、山梨県の保存樹木なんでしょうか、ハルニレの大木があります。今度行ったらよ~く観察してきます。