渓流の王様・・・「ヤマセミ」 |
今から7年前のことです、南アルプスの麓にある渓流のそばで、この深山の珍しい野鳥を待っていました・・・既に周りの山々は、10月の声を聞くとさすがに冷え込んできます・・・深夜の3時から物陰に隠れてジッと待っていました・・・幾度この場所を訪れたでしょうか、それほどこの「ヤマセミ」の写真が撮りたくて仕方なかったのです・・・。冷え込んでくる寒さと戦いながら、待つ瞬間は緊張している為か神経は張り詰めています。少し、夜が明けてきたようです・・・午前3時半頃だったでしょうか・・・突然・・・「キャラキャラ・・・」と鳴き声が聞こえてきたと思ったら、枝先に止まりました・・・しばらく、茫然自失です・・・なんと美しい野鳥なんだ!
日本産のカワセミの仲間としては、最大で40センチ弱の大きさです、黒地に細かい白の斑点があって綺麗です・・・頭の羽毛を逆立てていましたがこの冠羽が王様の冠みたいに見えました、体の黒と白の鹿の子模様は、芸術品です・・・。「ヤマセミ」の異名:「かのこしょうび」と言うのは、この模様から名づけられたもののようです・・・きれいだ!古くから、この「ヤマセミ」の存在は、知られていたようで、江戸時代中期ごろの図譜「観文禽譜」と言う図譜には、異名として「ひっささき」・「たけり」・「かぶとてう」・「かはてらてう」・「しすい」・「やまかわせみ」等が見られるといいます。また、時代が下がって、江戸時代後期の「本草啓蒙補遺」には、「かはんちょう」=花斑鳥=またの名を、「かはてう」=華斑鳥=と言ったらしい・・・。いずれも、華やかな羽いろと華やかな色彩模様から連想されたものでしょう・・・。
しかし、名前が「ヤマセミ」に統一されたのは、昭和時代になってからだといいます、それまでは色んな名前で呼ばれていたのですね・・・なかなか面白い・・・。
カワセミに比べて色は地味ですが、形と模様が美しいです。
写真、素晴らしいですね。
名前もずいぶんたくさんあったのですネェ・・・・・・。
先日、NHKで、北海道の千歳のほうで、凍らない川で越冬するヤマセミの特集を見ました。すばらしい能力ですね。
「かぶとてふ」といのは、わかる!立派なとさかですものね。昔の名づけは味わいがありますね。
見つけるのにエライ苦労があるんですね~・・・。
警戒心が強いということでしょうね。
天然記念物ということでもなさそうですが、大丈夫なんでしょうか・・。
自分の羽を水面に落として魚が来るのを待つ、なんてこともやると
聞いたことがあります。真偽の程はわかりません・・・♪
私には一生見るチャンスは無さそうです。
万が一ですが、山で見たとしたら心臓が心配です・・・♪
見る機会はなんどかあったのですが、なかなか近くには寄れません。
今年は、撮りたいので、あちこち情報を仕入れています。。
ギフチョウ&ヤマセミツア~~がいいな(^^)
貴殿なら、上手く撮影できるかもしれません・・・。
バード始めてからものの本で読んで巾着田へ行って、初めてあの声が近づいてきた時の感動は今でも鮮明に残っています。目の前をあの鹿の子模様が通過したときは、是非とも撮影したいと思いました。大栗川にも随分通いました。