ホオジロ科「シベリアジュリン」 |
野鳥観察を続けて、観察種が300種を越えたころのことです・・・野鳥観察の先輩から誘われて愛知県の矢作川に行った事があります。日本に来る野鳥も観察した野鳥種300と言う大台に乗ると観察種の数もなかなか増えないような時期に差し掛かっていました・・・。
先輩の言葉に甘えて一緒に行く事になりました・・・前夜に埼玉県を出発して車の中で車中泊をして、現地に向かって歩きました・・・風の強い日でしたが、堤防に遮られていくらかホッとしました。
その内に先輩が探してくれたのが「シベリアジュリン」でした・・・オオジュリンにとてもよく似ています・・・それでも何回か草原から出たり入ったりしながら姿を現してくれました。
興奮で、写真はピンボケで使い物になりませんでした、そこで、そのときに先行して写真を写していた、野鳥観察の先輩、本橋 弘邦 さんに戴いた綺麗な写真を私のブログで使わせてもらえないか聞いてみました・・・すると気持ちよく掲載許可がいただけましたので紹介します。
撮影者:東京都 板橋区 本橋 弘邦 氏 撮影
*写真の著作権は、撮影者にあります、無断転載禁止。
江戸時代中期の図譜に「琉球ひたき」と言う名前で掲載されている野鳥があります。それぞれの図譜の検証では、「オオジュリン」と「シベリアジュリン」がこの「琉球ひたき」に該当するのだと言います。この「琉球ひたき」を使っている図譜は、「喚子鳥」および「諸禽万益集」それと「観文禽譜」です。しかし、当時の識別が明確にされていたとは考えられないので、後の時代の考証による説かもしれません。
*菅原 浩・柿澤 亮三 著 図説 「鳥名の由来辞典」 参照。
そろそろ近場で見たいですね。
ところで、寒くなったので、身体に気をつけてください・・・。