ウスバシロチョウ食草「ムラサキケマン」 |
「ウスバシロチョウ」蛹化は、繭つくりが見事だった
早春のころ、いつも散歩に行く北本自然観察公園に行くと、ツマキチョウが飛んでいます。時々ヒラヒラとくると、集合した紫色の筒型の花に吸蜜しにやってきます。この紫色の総状花序の花が咲くのが、=ケシ科=の「ムラサキケマン」で、チョウのウスバシロチョウの幼虫が食べる食草なのです・・・数年前からこの「ウスバシロチョウ」の飼育がしてみたくてトライする為に「ムラサキケマン」を鉢植えで育てています・・・。自宅近くでもこの「ムラサキケマン」は生えているので、幼虫や蛹は直ぐに見つかるだろうと高をくくっていました・・・ところがなかなか探せないのです。そこで、飼育してフルステージ写真を撮る事にしました。
2001-4-3 ケシ科「ムラサキケマン」 埼玉県:北本自然観察公園
さて、何回か「卵」の越夏に失敗した今年3月、やっと終令幼虫が「蛹」になってくれました。毎日観察しているので、変化は直ぐにわかります・・・。2006年3月8日のことです、枯葉を飼育容器に入れておいたところ、2枚の枯葉を合わせて=繭(まゆ)=を作ったのです。かなり頑丈な「繭」でした・・・中を見たくてウズウズしていましたが、2日後、待ちきれなくなってピンセットで繭の中を覗いて見ることにしました・・・。
2006-3-8 初めて観察した「ウスバシロチョウ」繭 川越市:飼育
*橙色の矢印の先に繭が見えます
2006-3-10 蛹化直後の繭の中、ピンセットで開いたもの
でもウスバシロチョウさんらしき姿は観察出来ません。
此処にムラサキケマンが沢山あることを、
ウスバシロチョウさんに教える事が出来たら嬉しいのですが…!?
ウスバシロチョウの産卵シーンを見た事がありません
なので食草が判らないのです!でもふさふさしてて美味しそうです
沢山のチョウチョに触れ合っていらっしゃるからこそ見分けがつくんですね!chochoensis様のお写真はいつも勉強できて、ワクワクします
昨日新たなギフチョウの生息地?を思わせる場所を見つけました
カンアオイは並ならぬ数でした。食痕もあると言うのは居るのでしょうか
来春確認しないと判らないのですが、ヤマヒルが多い場所なので
怖いです(><)
私も、今後、他の属の繭状の巣を作るチョウについても調べてみたいと思っています・・・。
僕は終齢幼虫から飼育しましたが、蛹を見つけるのは大変そうなので正解でしたね。