「アカエリヒレアシシギ」 |
今日は、外洋航路などでも観察する事が出来る「アカエリヒレアシシギ」の事です。寒さも厳しくなってきた10月、今から2年前の茨城県波崎町のことです・・・消波ブロックの陰に何か野鳥がいたのです・・・良く見ると「アカエリヒレアシシギ」の冬羽でした・・・。夏羽の首筋に赤茶色の綺麗な模様が出ることから、「アカエリ=赤襟」なのですが、この時の個体は「冬」支度でした。ユーラシア大陸北部や北アメリカ北部、アラスカなど高緯度地域で繁殖して、ヨーロッパのものは、アラビア半島南部に、そしてユーラシア地方のものは、セレベス海からモルッカ付近、パプアニューギニア近海などで冬を越し、北米のものは、南米のペルーからチリの沖合いなどに南下すると言います。外洋で、時々「アカエリヒレアシシギ」の飛翔を目にする事がありますが、写真にはなかなか撮れないでいました・・・距離もあったので、いつものようにフィールドスコープにデジカメを押し付けて撮りましたが、ピントは甘くなってしまいました・・・。日本では、春の渡り期に明石海峡で数万羽の群れが見られたりしているそうです=「日本の野鳥590」真木広造 著 によります。又、同書物では、野球のナイターにたくさんの「アカエリヒレアシシギ」が集まる事があると述べられています。
そんな場面に出会ったら興奮してしまうかもしれません・・・野球好きの方に叱られてしまうかな?
chochoensisさんは珍鳥の宝庫です。
今回のアカエリヒレアシシギもずいぶん大きな渡りをするのですね。
鳥は世界的なレベルでの視野が必要で、大変です。
シギマニアにはたまらない鳥と思います。
シギ類も=大航海=が好きなので魅力あります・・・。