ホオジロ科「コホオアカ」 |
今から5年ほど前の日本海の島嶼で観察したホオジロ科「コホオアカ」を今日は、掲載しましょう・・・ホオジロの仲間の識別は難しいので、野鳥観察の先輩に教えてもらいながら観察した想い出の野鳥です・・・。これも、日本海の島嶼で観察したのですが、ユーラシア大陸北部で繁殖して冬季には中国南部で越冬する、日本では観察数が少ない野鳥と言えるでしょう・・・。日本で観察される「ホオアカ」に似ていますが、ホオジロの仲間では最小のサイズで、目の周りが赤茶色でとてもチャーミングです。江戸時代中期の図版、「喚子鳥」には、「しまかしら」の名前で掲載されています。
その説明に・・・「・・・島かしら 雀に小さし 毛色かしらに つら又頬あかに似たり 冬まれにあり めづらし・・・」とあり、当時でも容易には観察できなかったようです。また、漢語では、=深山鳥=の名前が用いられていたようで、「みやまとり」は、「コホオアカ」と「ミヤマホオジロ」にも使われていたようです。
江戸時代後期の図版、「堀田禽譜」に「みやまとり」の名前で出てくるのは、「コホオアカ」だと言います。やはり、頬の赤褐色が目立って描かれているようです・・・。
この「コホオアカ」を観察したときには、草地の脇で草の実を探していたようでしたが、しばらくフィールドスコープで眺めていました・・・。懐かしい野鳥です。
初めて見る鳥です。
日本海の島嶼とされているので、渡りの時に翅を休める島
でしょう。
そんなところでは鳥はあまり逃げないといいますが、いかが
だったでしょうか?
毎年、行ってたのですが、身体を壊してから行けなくなってしまいました,とても残念です・・・。