綺麗な画像が撮れない「ノビタキ」 |
ツグミ科の野鳥、「ノビタキ」の写真を今年の夏も綺麗に撮る事が出来なかった・・・。綺麗な胸のオレンジ色を狙っていたのですが、残念ながら駄目だったので、古い記録を見て、ピンボケの画像を引っ張り出してみた。来年綺麗に撮影できたら、写真の入れ替えをしてみたいです。「ノビタキ」は、夏の高原の草原が良く似合う素敵な野鳥ですが、どういうわけか縁が薄く、掲載を見送っていました・・・。
大きさは、メジロとスズメの間くらいのかわいい野鳥で、夏の草原で出会うと嬉しくなってしまいます。潅木の粗生する草地で、農家の方が立てた竹の棒等に止まっているのが良く観察できます。昆虫などが近づくと止まっている竹の棒などから飛び上がって虫を捕らえて又その棒の先に戻ってきたりしています・・・。この習性を観察して名前が付いたのが今、異名として残されている「こあがり」です、おそらく、枝などから飛び降りて直ぐにその枝に戻ってくる事からなまえがついたのでしょう・・・。
また、「あっとりひたき」というのがありますが、=「アトリ」に似た「ヒタキ」の意味だろうという事になっています。その他、「かやもず」・「よしくぐり」などというのもあり、これは草薮などに近いところに棲んでいるからかもしれません・・・。
資料の方では、江戸時代中期から「のびたき」の名前で知られており、「喚子鳥」とか、「諸禽万益集」、「観文禽譜」にも描かれているようです。