「ヒドリガモ」 |
自宅近くの川越市:小畔水鳥の郷公園には、毎年、数番の「ヒドリガモ」がやってきます。この調整池は、丁度深く堀った池のような構造になっていて、近くで観察するのには、極く限られた場所でしか見られないのですが、撮影はなかなか出来ないで居ました。
そんな時でした、首都圏の野鳥観察地として東京:上野にある「不忍池」が冬鳥観察に良いと、日本野鳥の会の書物で読みました・・・そこで、早速出掛けてみたのです・・・。
「ヒドリガモがいました!・・・たくさんのカモが居るなァ・・・」これがその時の実感でした、はじめて見るカモ「キンクロハジロ」も居ました・・・興奮して写真をパチパチ撮りました・・・それが下のヒドリガモの雄・雌画像です。
他の「カモ」たちが、ユーラシア大陸から北アメリカに広く分布しているのに、この「ヒドリガモ」は、北アメリカには生息していないようです、面白いですね・・・。
江戸時代の文化7年(1810年)ごろに牧野 貞幹によって描かれた「鳥類写生図」というのがあって、これに「ヒドリガモ」が描かれているようです。この図譜は国立国会図書館に収蔵されており、4軸から構成され薄い紙に書かれたものを切り抜いて厚紙に貼った精巧な写生図でなんと、253種類の野鳥が描かれていると言います。今で云う=野鳥図鑑=そのものではありませんか・・・驚きました。
「ヒドリガモ」の存在は江戸時代前期から知られていたようで、「ひどり」・「ひどりがも」・「ひがも」・「あかがしらがも」・「あかがしら」などと呼ばれていたようです。
江戸時代前期の「本朝食鑑」という図譜に、「・・・赤頭鴨というものあり、俗に緋鳥と称す、頭は赤く額に淡赤の状あり、背は碧色にして赤を帯ぶ、両脇白くして腰に至る、嘴碧に、脚蒼し・・・」とあり、実際の「ヒドリガモ」とはいくらか違うようですが、「鳥名の由来辞典」では、「ヒドリガモ」のことではないかと類推しています。昔は、精密画を描く優れた画家が多かったのですね。
あすは、もう一度、自宅周辺のフィールドで何が来ているか確認しようと思っていました。まさか、インフルエンザではないでしょうが・・・。
chochonesisさんにならって、そういう本を借りてみたら、おっしゃるとおり、すごい精緻な絵が書かれていてスゴイですね。
わたしは去年「ヒドリガモ」さんに始めて遇ったのですが、
性格がおっとりしていて好きなカモさんです。
特に女の子は、本当に可愛らしくて、一目ぼれしてしまいました。
上野にいるのなら、是非会いに行きたいと思います。
でもわたしのデジカメでは無理かも知れませんね…!?
さて、今日仕事の帰りに池のある公園に寄ってみました。
先日たった2羽だったオナガガモさんは大集団(春には少なかったのですが)、その中にキンクロハジロロさん姿が、男の子と女の子が2羽ずついました。それから、マガモさんがたった1羽だけいました(春は2羽でしたが)。
ここではカルガモさんが繁殖しているのですが、他からも沢山来ていました。だんだん賑やかになって、次に訪れるのが楽しみです。