カトカラ属・・・「コシロシタバ」 |
雑木林の住人「コシロシタバ」
自宅近くの鶴ヶ島市の公園には、僅かながらクヌギの林が残っています、丁度、釣堀を挟むように小さい雑木の林があるのですが、散歩していると、そのクヌギから飛び立った「蛾」が居ました・・・目で追うと、直ぐ近くのクヌギに止まりました、飛翔距離はとても短く、どこに止まっているのかわからないぐらい隠蔽色をしています。
そっと近づいてデジカメで写しました・・・飛んだときには、「白い斑紋」が見えたのですが、止まっていると前翅に後翅の白い模様が隠れてしまって、クヌギの樹肌と似通って全然判りませんでした・・・。
ヤガ科シタバ亜科に属する「コシロシタバ」でした。冷涼な地域とか寒冷地では少ないようで、たとえば、宮城県や新潟県、群馬県などでは絶滅危惧種に指定されているようです。
勿論、北海道では見られないのでしょうね・・・。私の家の近くなどでは平地のクヌギ林でカブトムシやクワガタムシと一緒に棲んでいるのかもしれません・・・。
2006-8-19 「コシロシタバ」 埼玉県鶴ヶ島市にて
*コシロシタバ Catocala actaea Felder & Rogenhofer, 1874
