「ブタクサハムシ」・「ヤツボシハムシ」 |
今日は、ハムシの仲間を2種掲載します。一つは、外国からやってきたと思われる「ブタクサハムシ」です、自宅近くの小畔川の堤防や、荒地などに生えている「ブタクサ」は、文明開化華やかりし頃に、北アメリカから移入された外来植物だと言います。このキク科のブタクサで良く見かけます。最初の頃は、関東地方の千葉県で1996年に発見され、次第に棲息範囲を拡げて今では、東北地方から、関西方面まで勢力範囲を広げているようですから困ったことです。体長も極く小さく、3-4ミリしかないので、注意していないと見過ごしてしまうかもしれません。
体は、黄褐色で、前胸背とか鞘翅に薄い黒っぽい縦の線があります。あまり小さいので上手く撮れていませんが下の画像が「ブタクサハムシ」です。
2006-7-14 「ブタクサハムシ」
*ブタクサハムシ Ophraella notulata Fabricius
次のハムシは、実は、長い間名前が判りませんでした。「ヤツボシハムシ」に似ているのですが、鞘翅後半部にあるべき黒斑が無いのです・・・。色々調べましたが良く判りません、そこでいつも行く北本自然観察公園に行って調べました・・・その結果、どうやら「ヤツボシハムシ」の斑紋変異ではないかということになりました。
さらに調べると、体色もいろいろ変化が多いようで、鞘翅の黒いものもあるようですので、今回は、「ヤツボシハムシ」?と思われるということで掲載することにしました。
標準型では鞘翅片側に4個の黒点、両方あわせて8個の斑紋があることから「ヤツボシハムシ」と名前が付いたようですが、写真を見て判るとおり、後半部の斑紋がありません・・・。
多分、「ヤツボシハムシ」と思われます・・・。
2006-7-19 「ヤツボシハムシ」
埼玉県鶴ヶ島市
*ヤツボシハムシ Gonioctena nigroplagiata Baly
実はコノハムシ、山梨のシルビアシジミの棲息する河川敷でも見かけました。写真もあります。外来種差のですね。なるほど、私の所有する図鑑にないはずだ。謎が解けました。有難うございます。