「アオサナエ」は緑色が鮮やかで美しい |
今日の「トンボ」シリーズは、鮮やかな黄緑色が美しい「アオサナエ」です。昔は、オオサナエといったらしいが、とても綺麗な色彩のサナエトンボです。自然度の高い平地や丘陵地を流れる河川の中清流域に棲んでいて、幼虫はそのような砂礫地を好んでいるようです。
チョウの中にも、「たそがれ飛翔性」の傾向を持つウラクロシジミなどが居ますが、それと同じで、夕暮れになると川面の上を活発に飛び交い、メスの探索行動を顕著に表すといいます。
日中は、河川の石や、岩の上などに止まっていたり、画像のように林縁の小枝に止まっていたりしますが、その時の胸の鮮やかな緑色には「ドキッ!」とさせられます。
下の画像では、暗いところで撮影したので、美しい緑色が出ていないのが残念です・・・。
前胸前面には太い「い」字型の斑紋があり、前胸・胸側の緑色は、目立ちます。雄の尾部にある付属器先端は、鋭く内側に90度の角度で曲がっています。
こうした美しい中型の「アオサナエ」も護岸工事や水質悪化の影響を受けて、次第に生息数を減じていると言いますから、これからの保護対策のためには、むやみに清流を汚さないようにしたいものです。
2004-4-24 「アオサナエ」
アオサナエの写真、綺麗ですね。
小生は今まで見たことがありません。
このようなトンボ類は水質の影響を直接受けますので、保護の必要があります。
貴重な写真、ありがとうございました。