「ルリタテハ」は、樹液が好きだな・・・ |
中学生の頃、「ルリタテハ」のブルーの帯がとてもお洒落に見えたものです・・・昨日、自宅から歩いて10分ほどの公園にある「クヌギ」の樹液にこの「ルリタテハ」が来ていました・・・。
翅の裏側の地味ないでたちに比べて、表の青い線は、本当にドキッとするほど鮮やかでした。
この「青い帯」の中に「黒い斑点」があるのですが、「初夏ー夏」に発生する型、と「夏ー秋」に発生する型とでは、微妙に季節型が現れます。
*この「季節型」については、、2006-10-17「ルリタテハの季節型」を参照してください。http://choyukkuri.exblog.jp/m2005-10-01/#2007476
自宅近くの他の公園でも、この「ルリタテハ」の食草「サルトリイバラ」がたくさん生えていて、季節になると、卵や幼虫が見つかります。しかし、大半は、公園の管理会社の手で下草刈りが行われて、殆ど駄目になってしまいます・・・。
自宅では、「サルトリイバラ」の代用食として使える栽培種の「ホトトギス」を育てています。
綺麗なムラサキ色の「花」を眺めたり、不足した時の食草に使うためです・・・。
5月節句の食べ物に「柏餅」がありますが、関西のある地方では、「カシワ」の葉の代わりに「サルトリイバラ」の大きな葉を用いるそうですが、これを聞いた時には驚きました、サルトリイバラといえば、ルリタテハと思っていたので新鮮な驚きでした。
「ルリタテハ」の英名:The Blue Admiral は、直訳すると「青い提督」ですが、属名:Kaniska は、古代インドの国王の名前だそうですがどちらも凄い偉い人の名前を貰ったものです、これもあまりに美しい「ブルー」の帯をもったお陰でしょうか・・・。
種名:canace は、ギリシャ神話?に出てくる Aealus の美しい娘の名前をつけたようです。
美しいチョウにはそれなりの名前が付くものですね・・・。
2006-8-6 「ルリタテハ」 自宅近くの公園にて