念願の「ラミーカミキリ」見ーつけた! |
午後昼食を終えて、13時30分に家を出て自宅から30-40分程の所にある渓流地帯を散歩しました。数日来の雨で水量は多かったが、源流に近い場所なので、それほど脅威ではなかった。このあたりは、「虫」も多く、水が綺麗なところなので、小さいフィールドですが、昆虫の種類は多いところです・・・。いつも行くポイントで「カラムシ」の茎にいた念願の昆虫:「ラミーカミキリ」を見つけた・・・。
デジカメをソット向けて数枚写真を撮ったら、逃げられてしまった・・・なにか「夢」を見ているようで、心配になってデジカメの画像を再生してみたら写っていたので安心した。飛び去った方向をいつまでも見ていたが、出会ったのは、その個体1頭だけだった・・。もともと、「ラミー」と言うのは、飛鳥時代・奈良時代のころに「衣料用」として栽培されていたもので、日本では「からむし」「まお」などと呼ばれていました。日本書紀にも衣料として用いられていたことは記されているようです。
中国語では、「苧麻(ちょま)」といわれ、「イラクサ科」の多年草です。大正時代に中国から多量の「苧麻」が輸入され、その時にこのカミキリが日本に来たのではないかといわれています。
つまり、華やかな色彩のラミーカミキリは「外来種」だったのですね。
日本の農林省が昭和34年に「ラミー増産指導奨励要領」を公布通達し、その頃から「苧麻(ちょま)」を「ラミー」と呼ぶようになったと言います。
「ラミーカミキリ」の名前もこの辺が由来になったようです・・・。
マレー半島で生産された「苧麻」を=RAMIと呼び、フランスでは、=RAMIE、そして世界各国に広がって「ラミー」が世界各国の言葉になったようです。
デジカメを向けた時にも、「カラムシ」の茎を齧っているところでした・・・異質な感じの色彩も外国からやってきた「外来種」と聞けば、納得です。