「カワゲラ」の一種・・・「ヤマトカワゲラ」 |
*=カワゲラ=その後の調べで、山間渓流に棲息する「ヤマトカワゲラ」らしいと言う事がわかりました。埼玉県では、レッドデーターブックに記載されており、減少傾向にあるといいます。本州の北アルプスや信州方面の高山地では7月から8月にかけて観察されますが、埼玉県の山地では、5月頃から6月にかけて見つかる事が多いようです。
本州に棲息する=固有種=だと言うことで、大切にしたい=虫=です。流れのある河川の上流部や細流の砂礫や石の下、または植物の根際で幼虫時代をすごし、成虫になると水分しか摂取しないそうです。
*ヤマトカワゲラ Niponiella limbatella
今日、自宅から3-40分のところにある渓流近くに行ってみた・・・ヤナギの仲間のヤマナラシ類と思われる葉に見たことが無い昆虫を見つけて撮影したが、どんな科の「虫」なのかサッパリ見当が付かない・・・仕方ないので、プラスチック・ケースで捕まえて、そのままいつも行く「北本自然観察公園」に持っていって種名を調べた・・・。
その結果、「カワゲラ科」の昆虫だと言うことがわかった・・・しかし、「カワゲラ」の成虫の種類を「同定」するには翅脈の詳細を調べて、さらに交尾器の検鏡が必要で「専門的」に調べないといけないということがわかった・・・そこで今回は「カワゲラの一種」ということで掲載したい。
聞いてみると、彼の「交尾器」は体の中に入っているので引っ張り出して調べるのだと言う・・・これでは可哀想なので、生かしておいて明日、元の生息地にいって放すことにした。
「トビケラ」や「カワゲラ」そして「カゲロウ」の幼虫などは河川域の水中に棲んでいます、「カワゲラ」は流水域の川床の礫の間とか礫下の隙間、落ち葉の堆積や植物の根などに棲んでいて、成虫になると水辺の近くの植物や石の下ちかくにいるといいます。今回はそういった環境の周りに生えている葉に居ましたが天候が雨だったことも影響があるかもしれません。
成虫の「口器」は退化していて、水分を摂取するだけのようです・・・。
明日は、もう一度渓流に行って放そうと思います・・・。
2006-6-15 「カワゲラ」の一種