「サメビタキ」も夏にやってくる可愛い野鳥 |
長かった5月連休も昨日で終わって、一段落したようだ・・・今日は、そんな時期に東南アジアからやってきて中部地方以北の亜高山帯にやってくる「サメビタキ」を紹介しましょう。
日本にやってくる夏鳥で、割合に局地的に観察されるようです。私が観察できたのは、野鳥仲間の先輩たちに連れられて出掛けた日本海に浮かぶ島でした・・・。
今から3年ほど前の5月のことだったのですが、パチクリした目玉の綺麗さにビックリしました。この可愛らしい野鳥も渡って来たころには平地を通過するので、公園などで観察されることがあるようです。
漢字で書くと「鮫鶲(さめびたき)」となりますが、羽色が「鮫皮」の肌色に似ていることから「サメ」という言葉がついたといいます。そういえばそんな感じかな・・・。
明日、紹介予定の「コサメビタキ」にとても良く似ているので、識別は大変です。
「さめびたき」という名の他に、「たかむしくひ」というのがありますが、これは、高木の上などで虫を捕らえるために付いた名前で、その習性を良く観察していることが、うかがわれて面白いです。江戸時代後期に、「成形図説 鳥之部」に「めばち」として図が示されていて、これが「サメビタキ」だといいます。古くから知られていたのですね。