2018年6月4日 快晴。
今日の掲載種・・・3日ほど観察を続けたが、結局・・・自然環境では、かなり、頻繁に起こる=交雑種(hyblidと呼ばれる)=だと判断した。
つまり、=オシダ科=「クマワラビ」と同属の「オクマワラビ」、両種の形質を持っているhyblid種なのです。
茎の根元の観察をしてみると、「オクマワラビ」の形質を持った暗褐色になっています。もし、「クマワラビ」ならば、明褐色になるはずです。
また、=葉の表面=は、「オクマワラビ」のように、葉先が丸くなっており、葉脈が殆ど凹むことがないです。
「クマワラビ」ならば葉先がやや尖り葉脈ははっきりとくぼみます。
他方、=羽片の数=は、「クマワラビ」のように、8~12片のごとく少なくなっています、もし、「オクマワラビ」の形質だと、羽片の数は、もっと多い12~20片無くてはいけないので、この個体は「クマワラビ」の形質を持っています。
また、一番下の=羽片=も小さく、=ソーラス=も中間まであるので、この個体は、「クマワラビ」の形質もあります。
結論:こうしたことから中間型の=交雑種=「アイノコクマワラビ」としました。
2018-6-3 「アイノコクマワラビ」
埼玉県:比企郡・滑川町・「国営:武蔵丘陵森林公園」