2018年5月25日 晴れ。
昨日、自宅近くの公園に行ったら、=クヌギの樹=に「サトキマダラヒカゲ」がやってきました。
chochoensis が子供のころ、キマダラヒカゲの仲間は今のように2種類に分離されていなかったので、チョウの図鑑では、=キマダラヒカゲ=と記載されていました。
今でこそ、静岡県:高橋真弓さんが発表され、平地型の種と山地型の種と別種であると別種扱いになったが、それまでは、両方とも=キマダラヒカゲ=と呼んでいました。
日本鱗翅学会:会長を歴任し、当時の静岡昆虫学会創設者でもあった=高橋真弓 さん=がそのことを発見して発表したのが、1970年、日本鱗翅学会会報 蝶と蛾 21(1-2)17-37 であった。
本当にびっくりしたものです。
幼生期の研究や山地型・平地型の比較には驚きと敬意を表したものでした。
こうした地道な研究でも、種の解明ができるんだ・・・と感じいったのです。
今でも、静岡県教育委員会 三島分館には氏の標本などがあるそうですが、多分、見事でしょうね・・・。
下の写真は、自宅近くの公園で見かけた「サトキマダラヒカゲ」です。
2018-5-24「サトキマダラヒカゲ」 埼玉県;川越市