2006年1月4日 曇り。
昨日、自宅近くの田圃に行ってみた。昨年の12月中旬に自宅から車で20分程の田圃の畔の側に「ケリ」6羽が居たのを観察していたので、今年の初観察として、無事に越年したかどうか確認に行ってみた・・・。同じ場所には居なかったけれども、そこから国道を挟んで直線距離7-800メートル離れた田圃に居た!丁度、トラクターで表土をひっくり返して耕地整理している現場に「6羽」そっくり居たので嬉しくて思わず頑張ったね、と言いたくなってしまった。この「ケリ」は、生息地にまとまって多数が居るところが少なく、どちらかと言うと「局地的」に観察できる、ここの場所は毎年確認できるので嬉しい。水田や田圃、やや湿ったような草地などにいることが多く、昨日は、「冬眠中」の虫がトラクターで掘り起こされたために、それを目掛けて遠征してきたようだった。双眼鏡を取り出して車の中から観察すると「ケリ」「タゲリ」「ハクセキレイ」「セグロセキレイ」「タヒバリ」そして、電柱に「チョウゲンボウ」「ムクドリ」などがいた・・・。下の画像は、4-5年前に同じ地区で撮影したデジカメの「ケリ」です。嘴と脚が黄色く、嘴の先と初列風切羽、尾羽の先端が黒くて、スラリとした長い脚が素敵でしょう?
2001-9-9 スタイルの良い「ケリ」
埼玉県比企郡川島町
チドリ目チドリ科の仲間で、飛ぶと羽の下面が白と黒のコントラストがハッキリしていて見ごたえがあります。「ケリ」や「タゲリ」の仲間をLapwingと言いますが、多分、いずれも羽の下面の「白と黒色」の模様がラップしている様子を表しているのではないでしょうか。
漢字で「ケリ」のことを、「計里」または、「鳧(ケリ)」と書きますが、名前の由来は、ハッキリしません、しかし有力な意見では「鳴き声」から付けられたといいます。
そういえば、鳴き声は・・・「キリッ、キリッ・・・」「キキッ、キキッ・・・」「ケリリッ、・・・」と鳴くのであながち間違っているとも言いきれませんね。
「ケリ」の産卵は見たことがありませんが、普通4卵ほどを産み、卵期は28日前後と短いようです、警戒心が強い上に気性が激しく、向っ気が強い鳥で、外敵が近づくと鳴きながら飛び立って威嚇すると言います。