玩具の「お面」のようなカメムシ・・・「ナガメ」 |
ムシも色々、カメムシも色々、その模様は千差万別で面白い・・・特に、この「カメムシ」君は、私のお気に入りである。あまり、珍しくはないけれども大きさは1センチにも満たない小さくて可愛いカメムシなので、とても好きだ・・・こんなことを書くと、野菜を作っている「農家」の方々に怒られそうだが、しかたがない・・・。
5月ころから秋口まで、「アブラナ科」植物を「食べて成長し、冬越しは成虫のまま越冬する、産卵は翌年の初夏の頃行われるので「長生き」と言えるだろう・・・。
栽培している「アブラナ科」の野菜と言えば、ダイコン、カブ、菜種、小松菜、キャベツなどが思い浮かびますが、それらが好きで、葉に鋭い口吻を突き刺して汁を吸ってしまいます。吸われた葉は、色が抜けたようになって、白っぽい丸い穴跡が残ります・・・無農薬野菜が全盛ですが、困ったことです。
体は、黒地に赤橙色の模様があって綺麗ですが、小さいので気が付かないかもしれません。
2005-11-4 「ナガメ」
*ナガメ Eurydema rugosa Motschulsky
私は、このカメムシ君を見ると、歌舞伎役者の「くまどり」を想い出し、なんとなくお祭りの屋台に出ていた「お面」を思い起こしてしまう・・・自分では勝手にこの「ナガメ」に「人面カメムシ」というあだ名を与えているのだが、どうだろうか?
画像を逆さまにすると、こんな具合・・・。