昔、お祓いに使った・・・「ミソハギ」 |
昔、旧暦のお盆の頃にお祓いの=禊(みそぎ)=に使ったと言われる、湿地帯・田圃の畔などに棲息する「ミソハギ」の花穂は、紫色が美しい。
初夏の頃、埼玉県:狭山市の湿地で観察した「ミソハギ」も綺麗だった・・・。
若い頃、東北の南部にある福島県に良く行きました、家内の生まれた実家があって、両親が未だ健在だった、旧暦のお盆の頃、8月13日に門前で=迎え火=を焚いて、祖先の霊をお迎えして、仏壇にはその当時から提灯などで飾り付けをして8月15日の=お盆=を迎えた。8月16日は、祖先の霊を送り出すために門前で=送り火=を焚いたものだった、今、このような風習は残っているのだろうか・・・。
この旧盆の頃、「ミソハギ」の枝に精霊の清い水を与えて邪気をお払いするために仏前に供え=禊(みそぎ)=をした。
そのようなことから、この「ミソハギ」の花のことを=盆花(ぼんばな)=といったりしました。「ミソハギ」の学名は、Lythrum anceps ですが、属名:Lythrum は、ギリシャ語の=血=を表す=lythron=からのことだといいます。
花が赤い血を表しているのでしょう・・・。