ウスイロコノマチョウ食草・=イネ科=・・・「ダンチク」 |
昔、東南アジア・=タイ=に駐在していたころ、時々、=ジャノメチョウ科・ウスイロコノマチョウ=を観察した。日本に帰ってからは、この南方系のチョウに出会うチャンスがなくなりましたが、とても、懐かしい。関東地方以西の湿った水路や海の近くなどで、時々=イネ科=「ダンチク」を観察することがあります。
イネ科植物は、セセリチョウ科・ジャノメチョウ科のチョウの幼虫の摂食対象となるために、チャンスがあれば撮影することにしていますが、この「ダンチク」も例外ではありませんでした。ある日、近接の湿地帯で「ダンチク」を観察したのですが、大きさも大きく、3~4mぐらいあったかもしれません、大きいな・・・これが印象でした。
暖地の湿地帯で竹のように大きい=イネ科=ということで「ダンチク」となったと言うのがこの植物の命名由来だと言います、確かに大きい。ジャノメチョウ科の幼虫の摂食植物となる「ダンチク」は、大型植物ですが他のイネ科植物・ジュズダマ・ススキ・アシ・・・なども摂食します。「ウスイロコノマチョウ」・「クロコノマチョウ」幼虫も「ダンチク」を食べることが図鑑に記されています。どちらのチョウも=南方系=ということが納得できます。「ダンチク」を摂食する「クロコノマチョウ」も、10年ぐらい前までは、南方系だったので、静岡県以西でないと観察できなかったのですが、現在、自宅周辺では、ジュズダマ・ススキ・オギ・アズマネザサ・などでも観察できます。
昨年から私の観察エリアでは数を減らしているように
感じます。また増えて欲しいです。
大変な情報に感謝しています、ありがとうございました。
ダンチクはキリギリス科のカヤキリが利用する植物のひとつです。
伊豆下田の海岸丘陵でカヤキリが多く鳴いていましたが、その時
生えていたのは部分的だったと思いますが、ダンチクを見た気が
します。
最近アメリカ生まれのイネ科セイバンモロコシがはびこっています。
シアンを含む毒草ですが、それを希少種オオクサキリが利用して
いるという話もあります。
ありがとうございました。