=アオイ科=・・・「ハナオクラ」 別名:「トロロアオイ」 |
自宅近くの狭山市郊外を歩いていたら・・・花が大きく200mm以上もありそうなオクラの品種に出会った。葉を良く見てみたら、裂片が大きく葉の幅が狭い・・・食用にするアフリカ北東部原産の「オクラ」の葉幅は広いので違うようです。
自宅に帰って調べてみました・・・日本には古い時代に帰化した中国からの帰化種らしい、花が大きい「ハナオクラ」・・・なるほど、納得です。
どうやら、花だけ食用にするのだと言います。
この「ハナオクラ」も黄色い花が一日花だそうです、5~9裂するのが普通でこの「ハナオクラ」は、7裂していました、葉は掌状で裂片が狭かった。
日本では、古くから=手漉き紙技法=が独特に発達して来ました、自宅の少し奥に、手漉き紙の里として知られる埼玉県:比企郡・小川町と言う場所があり、いまでも、=手漉き紙技法・実演=が行われています、この里には、現在の天皇陛下もご来臨なさったそうですから、現在でも有名なのでしょう。
この「ハナオクラ」の=根=をすりつぶして、ネバネバした=粘液=を手漉き紙の=つなぎ糊=として昔からつかわれていたようです。
また、原産地の中国では、「ハナオクラ」の根を・・・黄蜀葵根(おうしょくきこん)と言って、=咳止め薬=として使っていたようです。そのほか、日本では「ハナオクラ」またの名を、粘りがあることから「トロロアオイ」とも言ったようです。紙漉き技法のほかは、蒲鉾(かまぼこ)・蕎麦(そば)に使ったと言う・・・。