=ミカン科=・・・「カラタチ」 |
・・・「カラタチの花が咲いたよ、白い白い花が咲いたよ・・・カラタチのとげはいたいよ、青い青い針のとげだよ」・・・詩人:北原 白秋 「からたちの花」 の詩である・・・。
「カラタチ」・・・漢字で書くと・・・枳殻・唐橘・・・である、なんで=唐(から)の国=の名前が出てくるのか、不思議だったので調べてみたら・・・なんと西暦8世紀のころ、お隣の中国:長江上流域からやってきた帰化種だった・・・てっきり日本の古来種と思っていたので、驚いたが元を正せば外来種ということになります。
チョウのアゲハチョウ属(Papilio属)の一部の食樹になっていたので、「カラタチ」は、日本原産と勘違いしていました。
学生のころ、講堂の片隅に植わっていた「カラタチ」・・・そのころは、生物・・・特にチョウに興味があったので、昼休み時間にはそこで、アゲハチョウ・クロアゲハ・・・などの幼虫を探したりして遊んでいました。
現在の家の小さな庭には、=ミカン科=の植物がかなり植えてあります、最近ではホームセンターでは、かなりの種類のミカン科を販売しているので、時々購入しては庭に食樹を植えています。
昨日、この「カラタチ」の写真を掲載してなかったので、自宅近くの公園に出かけました・・・。
大きな20株ほどの「カラタチ」の樹を見に行ったら・・・なんと、半分以上根元から伐採されてしまい、可哀想に数株があったに過ぎませんでした、悲しいな・・・。
この公園は、子供たちが良く集まるので、=トゲ(棘)=のある「カラタチ」が嫌われたのかもしれない、そういえば、雑木林の=クヌギ=の大きな樹も根元から伐採されていましたチョウのコムラサキ・ルリタテハ・オオスズメバチ・コクワガタ・ヨツボシケシキスイ・・・が集まってくる・・・甘ずっぱい樹液が出ていた=クヌギ=が無くなっていました。
どうやら、この樹液に集まる=オオスズメバチ=もいけないらしい、時代の流れなのかな・・・。
2013-6-23 アゲハチョウ科の食樹 「カラタチ」 埼玉県:川越市