=センダン科= 「センダン」 |
自宅近くの公園に大きな落葉高木があります、秋になると、野鳥のヒヨドリがたくさん集まってきて、緑色の実を啄ばんでいました。
どうやら、=センダン科=「センダン」という樹木だと教わったが、調べてみると、致死量のセンダンの実を食べると48H以内に死亡することがあるという・・・では、ヒヨドリは、なぜ死なないのかな?と疑問に思っていました。
この公園の外周路などにこの「センダン」の葉に似た70~80センチぐらいの黄緑色の低木が良く生えています、しかし、大きなセンダンの樹木の葉は、どう見ても葉縁に鋸歯がなく、外周路の小さな樹木の葉とは違うような気がしていました。
そこで、「センダン」の=葉=には、=鋸歯のあるもの=それと、=鋸歯のないもの=と2種類あるのかどうか知りたかった・・・。
そこで、公園の緑地管理事務所にいって、写真を見せて2種類の葉を見せてみた・・・その結果、「・・・・・」・・・判らないということだった。
そこで、管理事務所係員に高枝鋏(たかえだはさみ)を持ってきてもらって、高木のある「センダン」の樹木に行き、葉を落としてもらった・・・その結果、「センダン」の葉には=鋸歯がなかった=・・・。
もう一度、その高木の周りを探していたら・・・側枝が少し出ていたので、その枝を落としてもらった・・・すると、その若い枝は・・・=鋸歯があった=!!!
つまり、「センダン」の葉は、若い時には・・・=鋸歯がある=・・・しかし成長した「センダン」には・・・=鋸歯が無くなる=・・・と言う事が判った。
*下の画像の左側が=若い枝=、右側は、=成長した枝=ということになった。
2012-9-16 「センダン」 葉
*また、「栴檀(せんだん)は、双葉より芳し」という=センダン=とは違うのか「北本自然観察公園」で聞いてみたら・・・この場合の「栴檀(せんだん)」と言うのは違う種類で・・・「白檀(びゃくだん)」という植物だと教えてもらいました。
つまり、「栴檀は双葉より芳し」と言うのは、=白檀=が発芽する時から香気があって、そのまま大きく育つので、人間が大器晩成型となるような人物は、幼い時から人並み外れて優れているという意味・・・の諺(ことわざ)なのだということを知りました・・・。