スタイルの良い「ホソヘリカメムシ」生態画像3態 |
きょうは、フィールドに出掛けると、良く観察出来る「カメムシ」の仲間で、4月ごろから10月頃まで発生している「ホソヘリカメムシ」を紹介いたしましょう。
ホソヘリカメムシは、名前の通り、体の中央外縁付近が細く「くびれて」いるカメムシでマメ科の植物の葉で見かける事が多いです・・・。
体つきは、真ん中が細くなってスタイル抜群なのですが、後脚が太く、まるで「ダイコン足」のようで気の毒になってしまいます。
この虫を見ると、いつも、漫画の「ポパイ」の恋人、ウエストの細い「オリーブ」を想い出してしまいます。
埼玉では、クズ、フジ、ハギなどのマメ科、その他、イネ科のイネ、イヌビエ、ヒエ、アワ、なども食害しています。
全国的には、大豆、エンドウ、インゲンなども被害を受けるために、「病害虫」に指定されている悪い虫クンです・・・。たまに、サツマイモや朝顔、ゴマにも付きます・・・。昆虫の生態図鑑を読むと、飛ぶ時に「アシナガバチ」に似ていると書いてありますが、私は、そんな風には感じないのですが、みなさんも、目にする事があったらそのような目で観察してください。
成虫になると、「黒色型」と「褐色型」が発生しますが、どうして2型の発生が起きるのか私には判りません・・・。