「蚊(カ)」・・・病原菌を媒介する仲間・・・「アカイエカ」 |
病原菌を媒介する=蚊(カ)=の仲間は、沢山居ますが、この=ブログ=では、過去に僅か1種・・・「ヒトスジシマカ」を掲載したにすぎない・・・。地球温暖化の影響もあって、=蚊(カ)=の生息域の拡大と蚊による感染症の危機が我々の身の回りに広がっているのだといいます。
中学生の頃から、生物に興味のあったchochoensis は、加齢と共に小さい頃の興味が更に大きくなってきたような気がします。その頃、既に=蚊(カ)=のことを、英語で=mosquito=ということを知っていました。
1999年になって、北アメリカ・ニュ-ヨ-ク州に入り込んだ有名な=西ナイル・ウイルス=による「西ナイル熱病」は、僅か4年後の2002年には、カリフォルニア州にまで広がり多くの死者が出たと言います。
「西ナイル熱病」が発見されたのは、chochoensis が誕生した1937年だったと言いますから、僅か75年で世界を震撼させる事になった怖い病気でしょう。
中東やアフリカ北部での風土病だったこの病気は、ナイル川西側のウガンダ北西部で分離されたために「西ナイル熱病」と言われたようです。
=蚊(カ)=が媒介する病気は様々ですが、日本脳炎はコガタアカイエカ、マラリアはハマダラカ、デング熱はヤブカ・・・などと蚊と感染症は密接に繋がっています。
しかし、「西ナイル熱病」は、=蚊=の特定がないといいます。
今日の掲載種・・・「アカイエカ」もその危険性は、野鳥・航空機などを介して無縁ではないのです。
日本脳炎を媒介する「コガタアカイエカ」に似ていますが、下の写真を見るように=口吻の中央に白線がない=ので「アカイエカ」といえるでしょう。
「アカイエカ」は、屋内を好み、寝ていると耳元で=ぷ~ん=と羽音を立ててうるさいです・・・。
たまたま、暗い階段を登ったところで=蚊=が飛んだので敏捷に右手で払ったら「アカイエカ」が指先についていた、そのまま机の上で検索したら「アカイエカ」だった・・・。
2012-11-16 「アカイエカ」
血を吸われると痒いし、
さらに病気まで伝染するとなると
許せぬ害虫ですが、
このように接写して良く見ると繊細な面白い形状なんですね!