=シソ科=・・・「ナギナタコウジュ」 |
「ツマジロウラジャノメ」 3化がやってきた「ナギナタコウジュ」
日本でチョウの「ツマジロウラジャノメ」が年3回も発生するフィールドが山梨県にありました、現在ではどうなって居るのか分かりませんが、その当時、=ツマジロウラジャノメ=が晩秋に発生したので、その場所に良く通いました・・・。
そんな時に山道の脇に生えていた「ナギナタコウジュ」にやってきた=ツマジロウラジャノメ=は、とても新鮮に見えました・・・このナギナタコウジュと言う草花・・・とても芳香が強くてチョウも引き寄せられたのかもしれません。
日本の=武具=の発達のなかで=ナギナタ(薙刀)=という長い柄のある武器がありました、源平合戦の頃が盛んだったようですが南北朝時代以降には、長柄武器・・・=槍=が発達してあまり使われなくなってしまった、しかし、chochoensis が子供の頃、未だ武道具として残っていました。一番上の長姉が薙刀を構える姿が写真に残っていましたからその当時はあったのでしょう。
京都の五条大橋で武蔵坊弁慶が持っていたのがこの=薙刀(なぎなた)=で、刃は片側についていました、そのために、片側に付く・・・という意味で「ナギナタコウジュ」の=ナギナタ=が使われたらしい。
=コウジュ=と言うのは、昔、中国の薬草=香薷(こうじゅ)=に似ていたものらしい。そこで、この香りの強い草花を「ナギナタコウジュ」としたという。
人を撫で切ると言う事から発達した=ナギナタ(薙刀)=もまさか草花の名前に使われるとは思わなかったのかもしれないが、花鞘が少し曲がって反っているところは、ソックリです。山梨県の晩秋に山道で芳香を発する「ナギナタコウジュ」・・・この香りに惹かれた=ツマジロウラジャノメ=3回目の発生に感激したのはもう随分昔になってしまった・・・。