強害の帰化種・・・=アオイ科=「イチビ」 |
今日の掲載種・・・=アオイ科=「イチビ」、花は黄色だったのですが、果実の形がユニークでした、東京都立大学:牧野標本館に保存されている博物標本は、なんと、今から100年以上前の1893年のものだったといいますから、この帰化種は、随分古い時代から知られていたようです。
*時代的には、平安時代頃に認められていたという説もあります。
自宅周辺では、牛を飼育する酪農家や、畑地を守る農家が多く、古くから飼料移入が海外から多かったと推測されます。しかし、当時の「イチビ」と現在の「イチビ」が同一だったかどうか、知るよしもありません、現在の「イチビ」は、畑地の強烈な害草になっていますが、原産地は中東のインドが原産地だったと言います。
*現在の「イチビ」は、北米からの飼料に混じっていたと言う説もあります。
当時の「イチビ」は、繊維作物として作付けされた事が判っていますが、種類が違っていた可能性もあります。
現在の「イチビ」は、下の写真の如くに畑地の脇に群生していますが、これらは、土壌改良のために、トラクターで耕起する度に=種(たね)=は、土の中にもぐりこみ、最長20年もの間発芽せずに休眠状態になることがわかっており、除草することもままならなくなっています。