=イネ科=・・・「チガヤ」 |
5月の季節を迎えると、白髪を思い出す「チガヤ」の花穂が風に揺れて美しい・・・ブログ仲間のダンダラさんがこの「チガヤ」の上を飛翔する=ギンイチモンジセセリ=を撮影していましたが、なかなか絵になっていました。
子供の頃、母親からこの「チガヤ」の事を教わっていました、「チガヤ」が穂を出し始めたときには、色彩が=赤褐色=になっています。この=赤褐色=の花穂を噛んでみると、かすかな=甘み=が感じられます。
その頃は、この「チガヤ」の事を・・・「ツバナ」といっていました、植物図鑑で確認すると、「チガヤ」の別名:ツバナ・・・と出ていましたから昔からチガヤのことをツバナと言っていたようです。
「チガヤ」の種名の由来には幾つか由来説がありますが、chochoensis は、この「チガヤ」の咲く姿が=群がって咲く=事から、多数の集まりのことを=千(セン)=で表し、=千=を音読みで=チ=とした茅(かや)の仲間・・・「チガヤ」になったという由来説が好きです。
漢方薬としては、この「チガヤ」の根茎が用いられて、=利尿作用・止血作用=があると昔から知られていたようです。
草地でそよ風にたなびく「チガヤ」は美しいですが、路傍や小さな草地でもこの白い花穂が揺れているのを良く見かけます、2枚目の写真は、路傍で見られた「チガヤ」です。