=キク科=・・・「フキ(蕗)」 |
「蕗(ふき)」の=花茎=は可愛らしい・・・「フキノトウ」
春先に可愛らしい=花茎=が温かい陽をあびて顔を出します・・・一般に「フキノトウ」と言われている、この小さな芽が出てくると=春=を感じます。
埼玉県:川越市付近での「フキノトウ」観察をしようと、ここ20日ほど自宅周辺を探しますが、なかなか探せないでいました・・・。
昨日、少し足をのばして、川越市の町外れを探して歩くと・・・ありました・・・。
既に「蕗(フキ)」の小さな腎円形の可愛い=葉=も顔を出していました・・・。国民学校2年生の頃、戦争に行っている兵隊さんのために、山奥で「フキ」を探して歩いていました、その頃は、まだ、沢山の「フキ」がありました。この「フキ」の名前は、母親から教わったものです、多分、一生忘れない植物名になることでしょう。
日本でも、この「フキ」・・・10世紀の頃から栽培もされていたと言います、古くからの日本古来種なのでしょう。その「フキ」の・・・古い名前が、「山生吹(やまぶき)」といい、=山=はその自生地を表し、=生=は、新しく出る・生まれる・・・という意味になり、=吹=は、噴出す・盛り上がる・・・と言う意味で、早春に新芽を噴出す「フキ」が元気良く自生する様を良く表していると思われます。
下の写真をご覧ください・・・中央の「フキノトウ」の左側には既に「フキ」の小さな腎円形の=葉=が覗いています、今は葉に細かい毛がありますが大きくなると、この=細毛=は無くなってしまいます。