=アヤメ科=・・・「シャガ」 |
「シャガ」・・・中国原産の史前帰化植物
自宅から30分ほどのところにあるフィールド、4・5月の頃、埼玉県:入間郡・越生町の暗い林道を歩いていくと、暗いじめじめした湿地のような場所に=アヤメ科=「シャガ」の綺麗な花が咲いています。
どういうわけか、この「シャガ」の=花=・・・なんとなく、日本離れした鮮やかな=花=だなァ・・・と思っていました、その頃から、日陰に咲く帰化種ではないかと思い、いつも日蔭の墓地を思い出していました、なぜか郷愁を思う=花=です。
殆どの=植物図鑑=では、この「シャガ」のことを・・・=和名は、ヒオウギの漢名:射干から名づけられたもの・・・という説明になっていますが、良く理解できませんでした、そこで、「シャガ」のことを詳しく調べてみました。
「シャガ」・・・=アヤメ科=の多年草で、古い時代に=中国=から渡来した=史前帰化種=らしい。そして、3媒体植物なので、結実しないと言う・・・花が増えるのは、そうしたことから根茎から長い=走出枝(ランナーのようなもの)=を出して増殖するという、それで、=実=が無いのだな・・・。
こうした事は調べてみてはじめて解った・・・。
「シャガ」は、中国では=射干(やかん・しゃかん)=といいアヤメの仲間、また、植物の漢名で「桧扇」といいこの「桧扇(ひおうぎ)」の根からとるものは漢方薬の生薬として使用するのだと言います。
今年は野山を歩いても花の咲きもかなり遅いように感じます。