バッタ類・・・明治期に日本にやってきた「アオマツムシ」 |
今日は、「北本自然観察公園」に=蛾の資料を持っていきました・・・そこで、園内を少し散歩したら、「アオマツムシ」がいました。
触角を2本揃えてまっすぐ伸ばしていました・・・。
過去に掲載した「アオマツムシ」の記事から明治期に日本にやってきた経緯を下に載せておきます。
外来生物も最近大分世間に認知されたり、問題視されているようですが、この「アオマツムシ」もずっと以前に日本にやって来た外国産のバッタなのです・・・。
「♪♪♪ざんぎり頭をたたいてみれば、文明開化の音がする・・・♪♪♪」明治初頭の頃、謡われましたね・・・その、明治期・・・書物によると、「文明開化」華やかなりし頃に中国南部、(一説には東南アジアなどと、かなり広範囲の地域を言うこともあるが・・・)辺りからやってきたというのが定説のようです・・・。
厳密には、故郷は解らないというのが正しいと思う・・・。でも、鳴き声は物悲しく、涼しげなのでもしかすると、「ふるさと」を偲んで鳴いているのかもしれない。
最初に発見されたのは、明治31年と言いますからまさに文明開化とともに日本にやってきた昆虫でしょう。この最初の発見地が「東京都区内」、その後、名古屋・京都・大阪・福岡などの大都市を中心にして生息域を拡げていったものと思われます・・・。
しかし、異国の風土が「アオマツムシ」に合わなかったのか、次第に数が減じてしまいました。
その後、昭和30-40ごろに徐々に太平洋沿岸ベルト地帯に見出されて、50年代には鉄道・道路網を中心に拡散したものと推定されています。
まさか、自動車や鉄道に乗車したわけでもないだろうに・・・面白い現象ではありませんか。
2011-11-10 「アオマツムシ」
*アオマツムシ
子供の頃は、全くお目にかかったことが無いのでとっても不思議です。
博士課程の勉強は出来ていますか?がんばってください・・・。